研究課題/領域番号 |
18K12420
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分02090:日本語教育関連
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
小西 円 東京学芸大学, 大学教育研究基盤センター機構, 准教授 (60460052)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2021年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2020年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 日本語教育 / 類義表現 / 日本語学習者 / 文体 / ジャンル / 媒体 / 使い分け / 文体情報 / コーパス / 教育文法 / 日本語教育文法 / スタイル |
研究成果の概要 |
本研究の目的は類義表現の使い分けを、文章や談話といったテキストのスタイルの観点から記述することである。特に、日本語教育のために役立つ記述を目指す。そのためには、①テキストのスタイルから類義表現を分析するとどのような記述が可能か、②日本語学習者にとってどのような記述が有効であるかを把握する必要がある。①として、『BCCWJ図書館サブコーパスの文体情報』に示されている5つの指標を利用して分析を行い、記述が可能な部分と難しい部分とを明らかにした。また②として、日本語学習者に対して調査を行い、学習者にとっては「テキストがくだけているかどうか」の把握が難しいことを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本語教育は、留学生のみならず、生活者・就労者・幼少中高等学校に通う子どもたちなど、さまざまな対象者・分野でますます必要とされている。日本語教育におけるさまざまな課題の中でも、類義表現をどのように使い分けるかという点は、古くから課題であり続けている。近年はコーパスなどの言語資源を用いた分析が増えてきているが、多様なスタイルのテキストが分析対象になると、それらをどのように記述し分けるかが新たな課題となった。本研究では、スタイルを5つの指標から規定する際に学習者にとって把握が難しい点を明らかにした。これは、今後の類義表現記述の向上に寄与すると考えられる。
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