研究課題/領域番号 |
18K12422
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分02090:日本語教育関連
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研究機関 | 東京大学 (2023) お茶の水女子大学 (2018-2022) |
研究代表者 |
本林 響子 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (40772661)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 外交における日本語教育 / 言語政策 / ディアスポラ戦略 / ソフトパワー戦略 / 教師の主体性 |
研究成果の概要 |
本研究は、外交における日本語教育に着目し、日本語教育が日本の日系人政策および文化外交の中にどのように位置付けられているかについて検討したものである。本研究においては、政策文書の分析だけではなくインタビュー及びエスノグラフィーデータの収集と分析も行い、関連プログラム参加者の参加前のライフヒストリー、事前研修中のやりとり、および参加後の展望に関する聞き取りを行い、個人と政策との関係性、すなわち個人の自発的な行動が政策の一部を為していく過程や政策が個人に及ぼす実際の影響について考察することを目的とした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
外交における日本語教育政策研究においては、主にソフトパワー戦略の観点から海外日本語振興政策について一定の知見が積み上げられてきたが、移民送出国家による自国出身海外在住者及びその子孫の活用戦略であるディアスポラ戦略的な側面はあまり検討されていない。本研究では、複数の日本語教育施策の分析を通して言語政策におけるディアスポラ戦略とソフトパワー戦略との相互補完性の検討を試みたこと、また、外交政策の中に位置付けられるプログラムの参加者へのインタビューデータ及び研修のエスノグラフィーデータの分析を深化させ、個人と政策との関係性を考察しようとした点に意義があると考えられる。
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