研究課題/領域番号 |
18K12458
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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研究機関 | 獨協大学 |
研究代表者 |
木村 雪乃 獨協大学, 法学部, 専任講師 (40779857)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 英語教育 / リーディング / タスク / 関連性効果 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、日本人英語学習者の読解における関連性効果を検証することである。具体的には、読解前に与える教示とテキスト情報との関連性に焦点を当て、英語学習者が読解中に教示に関連する情報を注意深く読み、記憶に保持し、読解後に再生することができるかを検討した。2つの実験の結果から、英語学習者は教示に関連する情報に付加的な注意を払い、そのような情報をよく再生できることが明らかにされた。また、関連性効果の大きさは、テキストの難易度に左右され、難易度が高いテキストよりも難易度が低いテキストの方が関連性効果が顕著に表れた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、英文読解における関連性効果に焦点を当てて、学習者・テキスト・タスクの相互作用を明らかにすることにより、英語学習者の読解プロセスとテキスト記憶を新たな観点から解明できたという点で学術的な意義があると考えられる。本研究の結果は母語での読解モデルと部分的に一致していたが、英語学習者に特有の現象もいくつか確認された。また、このことにより、英語学習者が英文読解において抱える困難性の一因を明らかにすることができ、タスクに応じた柔軟な読みを行うことができる学習者を育成するための英語リーディング指導について具体的な示唆を得ることができたという点で、教育的意義がある。
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