研究課題/領域番号 |
18K12564
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分03060:文化財科学関連
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研究機関 | 東北芸術工科大学 (2020-2022) 東京福祉大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
佐々木 淑美 東北芸術工科大学, 芸術学部, 准教授 (60637883)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 煉瓦造窯 / 保存 / 活用 / リノベーション / 煉瓦造建築 / 内部意匠 / 現場保存 / 公開・活用 / 煉瓦造建造物 / 保存環境 / 塩類析出 / 修復 / 煉瓦 / 窯 / 近代化産業遺産 |
研究成果の概要 |
煉瓦造窯は、これまで悉皆的な調査が行われていなかった。本研究では、全国の煉瓦窯の実地調査や資料調査を行い、基礎的情報収集と現状の記録、劣化及び保存環境の評価と対策の検討を行った。これは、煉瓦窯に関する基礎的資料として有用である。 また、特に煉瓦窯をリノベーションして活用している事例についての調査を重点的に実施していくなかで、その比較研究として、小学校や公民館などをリノベーションした事例も調査し、保存活用上の課題や解決策を検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
煉瓦造窯の保存事例はあまり多くない。これは、本来の用途とは異なる用途での活用が難しい点にあると言える。 本研究は、数少ない活用事例を含む全国の煉瓦造窯の調査を実施し、その保存状況と課題を整理した基礎的研究であり、今後の保存活用を検討するうえで有用な成果を得ることができた点に学術的意義がある。 また、最近増えているリノベーション建築の活用についても検討し、その課題を抽出した点において、今後のリノベーションの在り方を考えるヒントを得ることができた点に社会的意義がある。
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