研究課題/領域番号 |
18K12570
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分03060:文化財科学関連
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研究機関 | 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所 |
研究代表者 |
柳田 明進 独立行政法人国立文化財機構奈良文化財研究所, 埋蔵文化財センター, 研究員 (30733795)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 鉄製文化財 / 腐食 / 保管環境 / 埋蔵環境 / 交流インピーダンス法 / 溶存酸素 / 展示・保管環境 / 交流インピーダンス / X線CT / 土壌腐食 / 保存管理 / 文化財保存 / 鉄製遺物 / 現地保存 / カラム実験 / 保存科学 |
研究成果の概要 |
本研究は、鉄製文化財の発掘後の劣化特性を埋蔵環境から予測し、それに基づくより安全で効率的な保管管理法を構築するための基礎研究であり、遺跡での鉄製文化財の劣化を模した実験室実験を実施し、埋蔵時の鉄製文化財の腐食メカニズムを検討した。最も普遍的に埋蔵時の鉄製文化財の腐食に及ぼす土壌水分および溶存酸素の影響を検討し、その腐食メカニズムを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
国内外の埋蔵文化財を収蔵する施設では発掘によって年々増加するすべての鉄製文化財を空調で環境制御した収蔵庫で保管することは設備、運用費用の点で現実的に困難な状況にある。本研究で得られた成果から発掘後の考古資料の劣化特性に応じた保管管理を選択することが可能になり、鉄製文化財のより安全な保存が実施できるとともに、保存管理にかかわる費用が大幅に軽減され得ると期待される。
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