研究課題/領域番号 |
18K12589
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分04020:人文地理学関連
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研究機関 | 金沢大学 (2021) 高知大学 (2018-2020) |
研究代表者 |
田中 健作 金沢大学, 人間科学系, 准教授 (20636469)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 高齢者 / モビリティ / QOL / 生きがい / 生活の質 / 生活満足度 / 趣味 / 加齢 / 高齢期 / ライフステージ / ライフコース |
研究成果の概要 |
本研究では、高齢期のQOL構築への関心から、高齢者の日常生活空間の形成について、加齢によるモビリティ変化、近隣環境、個人の生き方や価値観や感情の作用などから検討した。研究対象地域には、大都市圏郊外の都市化の進んだ兵庫県宝塚市、大都市圏郊外で農村的性格を有する愛知県西尾市、地方圏の地域中心都市である高知県高知市、地方圏の周辺山村である高知県仁淀川町、徳島県上勝町を設定した。研究の結果、高齢者は、加齢に伴う日常生活圏とモビリティの縮小を受け入れたり、それに対して妥協したりしつつも、日常生活における生きがいや満足度を高めるための工夫を実践してきたことが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義として、交通を対象とした地理学的研究において不足していた高齢者の移動行動に関する知見を得ることができたこと、一方で高齢者を対象とした地理学的研究において不足していた高齢者のモビリティの変化や受容に関する知見を得ることができたことが挙げられる。加えて本研究の成果として、交通の地理学的研究と高齢者の地理学的研究とを接続させた点も挙げられる。 社会的意義として、モビリティ低下に対峙する高齢者の具体的な姿など、高齢社会化の進む日本における高齢者や交通に関する政策立案の基礎的情報を提供できた点が挙げられる。
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