研究課題/領域番号 |
18K12749
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分07010:理論経済学関連
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研究機関 | 中央大学 (2019-2020) 関東学院大学 (2018) |
研究代表者 |
細矢 祐誉 中央大学, 経済学部, 准教授 (30383954)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 消費者理論 / 積分可能性 / 復元可能性 / 微分方程式 / シェパードの補題 / 全微分方程式 / 積分可能性理論 / 端点解 / 微分不可能性 / 局所リプシッツ / ラーデマッハーの定理 / 偏微分方程式 / 需要関数 / 効用関数 |
研究成果の概要 |
本研究は消費者理論の一部である積分可能性理論を発展させることを主眼として行われた。積分可能性理論は、消費者行動を表現する需要関数から、消費者の好みを表現する効用関数を逆算しようとする分野であり、行動から好みを導き出そうとするものである。経済学の応用研究では消費者の好みの情報が必要な場合が多く、そのためこのような研究が必要になる。 本研究では微分方程式の解析を経て、当該分野について様々な新しい結果を得ることに成功した。特に原理的な逆算可能性を担保する復元可能性理論については、新しい結果を出版することに成功している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
研究成果の概要で述べたように、経済学における応用研究において消費者の好みを調べることは非常に重要である。なぜなら、どのような経済が人々にとってより望ましいかは好みによって変化するからである。しかしながら、アンケート調査などを用いて好みを測るやり方は様々な問題を抱えていることがわかっており、そのため行動から推定することが望ましい。本研究はこのような行動からの好みの推定について、原理的な可能性から実用的な計算手法の構築まで、幅広く扱ったものである。
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