研究課題/領域番号 |
18K12776
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分07040:経済政策関連
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研究機関 | 一橋大学 (2019-2022) 東京理科大学 (2018) |
研究代表者 |
藤嶋 翔太 一橋大学, 大学院経済学研究科, 准教授 (50706835)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 空間経済学 / ネットワーク / 政策評価 |
研究成果の概要 |
本研究は中心市街地活性化政策の効果を評価し,社会的に望ましくシンプルで実行可能性の高い対象地域の選定ルールを提示した.選定ルールは人口統計や企業間取引ネットワークなどの地域の属性に基づいて定めた.政策は地価と個人所得税収への全体的な効果はもたらさなかった.小売売場面積,可住地面積あたり小売売上及び小売従業者数には平均的にみて正の効果をもたらしたが,効果は地域によって異なる部分が大きく,本研究で提示した選定ルールを用いればより大きな効果を達成できる.また,最も効果的な選定ルールはターゲットとする経済変数によって異なるため,単一のルールで複数の目標を同時に達成することは困難であることが示された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,地域の属性に条件付けた形で中心市街地活性化政策の効果を推定することで優先的に政策の対象とすべき地域の属性を明らかにし,対象地域を選ぶ際の判断基準である「処置選択ルール(treatment choice rule)」を現実への適用可能性を重視したシンプルな形で提示した.この処置選択ルールが1つのガイドラインとして,中心市街地活性化政策などの「地域に基づく政策(place-based policy)」の立案・運営に寄与することが期待される.
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