研究課題/領域番号 |
18K12789
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分07040:経済政策関連
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研究機関 | 農林水産省農林水産政策研究所 (2021-2023) 国立研究開発法人水産研究・教育機構 (2018-2020) |
研究代表者 |
若松 宏樹 農林水産省農林水産政策研究所, その他部局等, 研究員 (90722778)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2021年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 持続可能な漁業 / 漁業資源 / 水産エコラベル / 持続可能性認証 / 神戸チャート / クラスター分析 / 回帰分析 / 差分の差分法 / エコラベル / 資源経済学 / 乱獲 |
研究成果の概要 |
本研究は、持続可能な漁業認証が漁業資源に影響を与えるかというリサーチクエッションの下、公開されている資源量・漁獲圧を認証漁業の情報とマッチングし、認証・非認証の漁業資源、漁獲圧の比較を行った。また、認証時に行われる審査項目とその得点が資源・漁獲と何らかの関連があるかどうかの検証も行った。その結果、認証漁業な認証取得初年度から入手可能なデータの最終年度にかけて、資源量が増加し、漁獲圧が減少しているのに対し、非認証漁業は資源が減少し、漁獲圧が上昇していることが判明した。また、審査項目と資源・漁獲圧に相関が見られ、審査項目が持続可能な漁業の状態を表す手段となりえることが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
水産エコラベルは消費者の持続可能性への需要によって漁業資源を持続可能な方向へ導く手段である。その需要は多くの研究により存在することが判明している反面、資源へ影響を与えているのか、またその審査項目自体に意味があるのか不明であった。本研究は、先行研究に続き、違った側面から持続可能な漁業の状態が非認証漁業よりも良い状態にあることを示すとともに、その審査項目の得点も漁業の持続可能性を表すものとして成立していることを示した。
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