研究課題/領域番号 |
18K12816
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分07060:金融およびファイナンス関連
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研究機関 | 上智大学 |
研究代表者 |
南橋 尚明 上智大学, 経済学部, 教授 (60779982)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | シンジケートローン / 情報の非対称性 / メインバンク / コーポレートファイナンス / 銀行 / リレーションシップバンキング |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、日本のシンジケートローン市場において、1.銀行団の初期の形成過程とメインバンクを中心とした銀行団がどのように変遷していくかを分析し、2.その変遷の変化が顧客先の企業借入行動をどう変えるかを解明することを目的としている。銀行団の形成とメインバンクの関係を研究するには、トムソンロイターのシンジケートローンデータと日経Needs Financial Questの借入企業の財務諸表データを照らし合わせが必要で、そのデータ編集作業と及び初期の簡単な推計などは終えている。 現在は昨年度の研究と同様、引き続き論文を改訂している状態である。データベースの有価証券報告書のデータとトムソンロイターのディールスキャンのデータを見比べ、シンジケートローンの具体的な組まれ方について、過去の銀行融資の状態と比較しながら精査し、データを作成し発見を記述しながら、論文を作成・改訂している。 2022年度は新型コロナウイルスの影響もおさまり、半ばから研究環境は通常に戻ったが、2020-2021年のコロナ禍に大幅に研究が遅れたため、ディスカッションペーパーにはまとめられていない。 今後の研究計画としては、2023年度は、ディスカッションペーパーにまとめ、残った費用で、校正などを繰り返しながら、ジャーナルに投稿することを目指したい。また、2023年度後半から2024年度での積極的な口頭での発表も行っていきたい。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
2020-2021年度に比べて、2022年度半ばから対面での研究活動や、学会などは徐々に制限されることはなくなった。ディスカッションぺーパーへまとめることが遅れていること、また、当初予定していた海外での研究発表は、急激な円安とインフレから、予算の関係上、断念せざるを得ない状況となった。
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今後の研究の推進方策 |
現在データ部分は終わっているので、引き続き推計式を改訂しながらデータ分析を改善しディスカッションペーパーとしてまとめて発表したいと思っている。
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