研究課題/領域番号 |
18K12870
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 京都大学 (2020) 関西学院大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
田原 慎介 京都大学, 経済学研究科, ジュニアリサーチャー (80779976)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 社会イノベーション / 持続性 / 信頼 / 感情的な信頼関係 / 介護組織 / 定着 / 生存時間解析 / 計量分析 / 知識移転 / トランザクティブ・メモリー・システム / 定着(持続性) / 信頼構築プロセス / 持続性(定着) |
研究成果の概要 |
本研究は、医療や介護、福祉に関わる社会課題を解決するために企業が開発した革新的な社会サービスを社会イノベーションとし、それを採用して実践している組織において社会イノベーションが持続するメカニズムを,信頼の効果という観点から検討した。本研究が主に対象としたのは,社会イノベーションを採用して実践している介護事業所であり、サービス実施に関わっている介護従事者に対して、質問票調査、インタビュー調査、観察を実施した。計量的かつ質的な分析の結果、感情的な信頼関係が社会イノベーションを持続させる可能性が高いことが見えてきた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
学術的意義は、次の2点である。1点目は、社会イノベーションのプロセスについて、持続という側面に焦点を当てた実証研究を行ったことで、持続に関するプロセス理論の発展に貢献したと考えられる。2点目は、信頼研究への貢献である。信頼研究は,その効果を検討することが重要とされてきた。そのため、本研究の成果は、信頼の効果を多様な文脈のもとで理論的に発展させる貢献になったと考えている。社会的意義は、次のとおりである。医療や介護,福祉の分野では、地域包括ケアシステムのマネジメントが課題となっているが、本研究の成果は、このシステムを通じて社会課題の解決を目指す実務的な貢献を示したといえる。
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