研究課題/領域番号 |
18K12882
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分07090:商学関連
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研究機関 | 国際大学 |
研究代表者 |
山口 真一 国際大学, GLOCOM, 講師(移行) (60769529)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2019年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 産業組織論 / フリーミアム / コンテンツ産業 / ソーシャルマーケティング / ネット炎上 / データ利活用 / プラットフォーム戦略 / フリー型ビジネスモデル / ゲーム産業 / オンラインレビュー / パネルデータ分析 |
研究成果の概要 |
以下の5点が明らかになった。①消費者の発信する情報は、製品・サービスの購入や、サービスの継続意思、いずれに対しても影響を与えている。②ただし、クチコミには虚偽の投稿もあるうえ、極端な意見を持っている人ほどインターネット上には多く発信するようなバイアスもあるため、クチコミマーケティングの際には、情報の偏り・真偽に注意する必要がある。③フリー型ビジネスモデルにおいては、多数の製品を出す分散型と、1つ製品に集中する集中型の、2つの戦略をとり得る。④組織内でデータ活用を進めるには協調・創造を重視する組織にした方が良い。⑤若い人やデジタルリテラシーが高い人はデータ提供にポジティブな傾向にある。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年における高度情報化でフリー型ビジネスモデルが主流となりつつあるが、その実態は未だ不透明なところが多く、とりわけ日本は諸外国に後れを取っている。本研究ではそのようなビジネスモデルについて定量分析を行い、様々なエビデンスから最適な戦略を導出した。成果はSCOPUS掲載論文を含む11本の学術論文としてまとめられているだけでなく、3冊の書籍にまとめている。書籍はいずれもビジネス書である。さらに、複数の研究会で産学を交えて研究成果を報告・議論したほか、NHKや日本テレビ、日本経済新聞などの様々なメディアで報じられたため、成果は学術に閉じず、実務者にも幅広く普及された。
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