研究課題/領域番号 |
18K12966
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 名寄市立大学 |
研究代表者 |
江連 崇 名寄市立大学, 保健福祉学部, 講師 (20725022)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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キーワード | 監獄教誨 / 更生保護 / 出獄人保護 / 近代 / 仏教 / 近代日本 / 監獄 / 教誨 / 社会事業史 / 社会福祉史 / 更生 / 近代仏教 |
研究成果の概要 |
本研究は、明治後期における監獄や出獄人保護会における実践がどのようなものであったのかを明らかにし、加えてこれまで社会福祉学においての先行研究を批判的に検証し、本研究分野の到達点について考察を行った。 具体的には以下の2点についての成果を得られた。まず1点目としては、これまでの社会事業史研究における「更生保護史」は、近代主義的な視点での分析が多い事が明らかになった。そして2点目としては、明治中期から後期にかけての監獄や出獄人保護会においてどのような実践を行なっていたのか、当時の専門誌などを用いて分析することにより、一部ではあるが、その実際が明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今日、日本においての再犯率は高い水準にあり、更生保護の枠組みについての再検討が大きな課題となっている。その際、日本におけるこれまでの更生保護分野における歴史研究は多くなく、これまでどのような実践が行われてきたのかを総合的に研究したものは少ない。そのため本研究では、日本における更生保護実践も揺籃期でもある明治期、特に出獄人保護施設が増加した明治後半を時代対象として、当時の実践についての明らかにすることを目的とした。新型コロナウィルスの影響もあり、十分な資料収集はできなかったが、これまでの先行研究の再検討も行い、今後の更生保護史研究における課題などについて言及を行なった。
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