研究課題/領域番号 |
18K12984
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 日本福祉大学 (2020-2022) 長崎国際大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
安藤 佳珠子 日本福祉大学, 社会福祉学部, 講師 (80804301)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
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キーワード | ひきこもり / ソーシャルワーク / 若者 |
研究成果の概要 |
本研究は、大きく分けて3つから成り立つ。ひとつ目は、ひきこもり支援に関する理論研究を、2000年以降のひきこもり支援に関する文献から整理をした。二つ目は、ひきこもりの当事者の家族を対象としたグループワークを実施し、ひきこもりの若者の家族のエンパワメントについて検討を行った。三つ目は、ひきこもり当事者、及びその若者の家族に対するインタビューを実施し、ひきこもりの若者とその家族がどのように支援を受け、その支援がいかに影響したか、さらにその過程でどのような変化があったのかを検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ひきこもりの若者を含めた当事者は自身の状況を困りと感じることが難しい一方、依存先も見つけにくい状況にある。また、現在の社会保障は十分に機能しておらず、その結果として若者の問題は複合化・長期化している。このため、ソーシャルワークは若者やその家族が自らの状況を理解し、必要な支援を求めるきっかけを作ること、そして若者個々の課題に取り組むことが求められる。本研究で実施したひきこもりの家族を対象としたグループワークでは、家族の変化への恐怖を共有し、変容への抵抗を克服しようとする動きが見られた。こうした点も含めて、家族のエンパワメントとして検討することが今後の課題である。
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