研究課題/領域番号 |
18K12989
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 公益財団法人ダイヤ高齢社会研究財団 |
研究代表者 |
中村 桃美 公益財団法人ダイヤ高齢社会研究財団, ダイヤ高齢社会研究財団(研究部), 研究員 (80759829)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 高齢者 / 就業 / 認知機能 / 支援 / シルバー人材センター / 認知機能低下 / 生きがい就業 / 高齢期就労 / 就労支援 / 軽度認知障害 |
研究成果の概要 |
シルバー人材センターで就業する会員においても、約3割程度は認知機能の低下が見られ、近い将来に認知症を発症するリスクのある会員もみられた。これらの会員は、認知機能低下が見られない会員と同等に就業しており、一見して認知症リスクを持つようには見えない。会員や事務局職員とのディスカッションにおいても、就業できていることが認知機能低下の実態を見えにくくしている可能性がある点、認知機能低下に起因する事故を防ぐためには、シルバー人材センター全体を通して認知機能低下、とくに軽度認知障害と言われるような認知症発症手前の症状を捉えるための知識の獲得と共有が必要であると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、シルバー人材センターの会員を通して、「認知機能低下がみられる場合でも就業できるのか」「認知機能低下がみられる高齢者が働くためにはどのような支援が必要か」について検討した。実際に、シルバー人材センターの会員でも約3割程度に認知機能の低下がみられたが、これらの会員は健康な会員と同様に就業していた。一方で、会員の認知症に関する知識は十分ではないことが明らかとなり、今後はシルバー人材センター会員に対する認知症に関する知識の補填を進める必要があると考えられ、且つ、実際の就業シーンを想定した例の提示など学習方法の工夫が求められる。
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