研究課題/領域番号 |
18K13020
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分08030:家政学および生活科学関連
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研究機関 | 東北生活文化大学 |
研究代表者 |
八巻 美智子 東北生活文化大学, 家政学部, 講師 (50382677)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2020年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 味覚 / 苦味受容体(TAS2Rs) / 遺伝子多型 / 個人差 / 苦味受容体(TAS2R) / 苦味受容体(TAS2R) / 苦味受容体(TAS2Rs) / 一塩基多型(SNP) / 遺伝子解析 / テーラーメイド栄養指導 |
研究成果の概要 |
これまで天然の苦味物質と苦味感受性についての先行研究ではTAS2R19などの変異がグレープフルーツに対する嗜好に影響している(Hayes et al.2011, 2015)といった報告がなされているがいずれも欧米人を対象とした調査研究である。本研究では日本人の苦味感受性と遺伝子多型との関連性を明らかにするため普段の食生活の中で影響があると考えられる苦味物質に着目しこれらの官能評価試験と遺伝子多型解析などを実施した。欧米人らを対象とした先行研究とは異なり本研究からは遺伝子多型による違いは確認されなかったもののこれらは日本人ではほぼ実施されていないため有意性はないが新しいデータを示すことができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
抗がん作用のあるアブラナ科野菜の苦味感受性や嗜好性について報告がなされているが(Sandell et al. 2006; Shen et al. 2016等)これら先行研究によって統一されたものではなく、その消費量はTAS2R38の遺伝子型間で有意な差がないとも報告されている( Feeney et al 2014; Inoue et al. 2013; Choi et al. 2016)。一方、日本人では前述の様なアンケート調査や官能評価試験があまり実施されおらず、このような調査を実施することで日本人の遺伝子多型の特徴を明らかにすることが可能になり、学術的意義がある。
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