研究課題/領域番号 |
18K13037
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分08030:家政学および生活科学関連
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研究機関 | 群馬大学 (2021) 高崎健康福祉大学 (2018-2020) |
研究代表者 |
町田 大輔 群馬大学, 共同教育学部, 准教授 (10622251)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2020年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 市場を介さない食物の流通 / 野菜・果物摂取量 / 自然実験 / 野菜摂取量 / 非出荷用作物 / 食生活 / 政府統計 |
研究成果の概要 |
非出荷用作物の流通が日本人の食生活に及ぼす影響を明らかにするために、政府統計データを用いた分析を行った。まず、都道府県ごとの出荷しない野菜・果物の収穫量と都道府県の平均野菜・果物摂取量や個人レベルの野菜・果物摂取量との関連を検討した。結果として、都道府県ごとの出荷しない野菜・果物収穫量は都道府県レベルや個人レベルの野菜・果物摂取量と正の関連があった。また、自然実験により、この関連の因果関係を検証した。長野県で平成24年に白菜の出荷しない収穫量が増えた事例について検証した。結果として、影響はありそうだが、非常に弱い影響であることが確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果、非出荷用の野菜・果物の流通は特定の地域の住民の野菜・果物摂取量に貢献していると推察される。その影響は大きなものではない。しかし、特定の地域の住民では、非出荷用の野菜・果物の流通が野菜・果物摂取量にわずかではあるが確実に貢献していることが見込まれる。したがって、特定の地域ではのような非出荷用食物の流通を緩やかに維持していくことで、その地域の住民の健康的な食生活に良い影響を与えると思われる。
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