研究課題/領域番号 |
18K13040
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分08030:家政学および生活科学関連
|
研究機関 | 筑波技術大学 |
研究代表者 |
横井 聖宏 筑波技術大学, 産業技術学部, 助教 (50727683)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | 見守り / 防災 / IoT / 照明 / 情報伝達 |
研究成果の概要 |
本研究課題では,遠隔見守りと防災情報伝達のためのIoT照明システムをデザインした.このシステムでは,住居内各所にゲートウェイ機器を介してインターネットに接続された照明機器が設置される.ゲートウェイ機器は照明の点灯/消灯を監視して,最後の照明操作からの経過時間を安否確認情報として承認されたユーザーのみが閲覧できるSNSアカウントに定期投稿する.また,インターネット上の防災速報サービスから情報を取得し,照明の光色変化と点滅によって通知することで,浴室やトイレなど情報機器が手元にない場所でも迅速に防災情報を得ることを可能にする.このシステムはとくに単身生活者の安否確認や防災支援に役立つと期待される.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今日,日本では単独世帯が総世帯数の4分の1以上を占め,単身生活者の生死に関わる急病・事故の早期発見と救命や,速やかな対応を要する災害の情報周知が課題となっている.そこで本研究課題では照明機器をIoT化することによって,見守られる側が意識して行動する必要のない「ゆるやかな見守り」と,浴室やトイレなど情報機器が手元にない場所での迅速な防災情報取得を支援する照明システムを提案し,システム設計,機能実装,評価実験および分析評価をおこなってその有用性と課題を確認した.将来的にこのシステムが実用化できれば,とくに単身生活者の安心で安全な暮らしを実現するしくみの発展に貢献しうると考えられる.
|