研究課題/領域番号 |
18K13108
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
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研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
小坂 拓也 福井大学, 学術研究院医学系部門(附属病院部), 特命助教 (90792101)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 自閉スペクトラム症 / 睡眠障害 / 発達障害 |
研究成果の概要 |
自閉スペクトラム症(ASD)児における睡眠障害の実態調査研究を進め、ASDの幼児20名、定型発達の幼児20名について、腕時計型の体動計であるアクチグラフによる日中と夜間の生体リズム、感覚プロファイルにより得たデータを解析した。その結果、ASD児の入眠後の体動が感覚特性(前庭覚低閾値、口腔感覚低閾値)と相関関係にある結果を得た。また重回帰分析にて、入眠中体動に対して、感覚特性が他の因子と比較して影響度が高い結果が得られた。本研究により幼児期のASD児における感覚特性が入眠中の体動に関与している可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ASDの原因や病態は未だ不明な点が多く、行動特性の改善につながる有効な介入法は乏しいことが現状である。本研究結果から、ASD児の睡眠障害の原因としての感覚特性の観点から、新生児期、乳児期を含めた睡眠障害、感覚特性がみられる児に対する発達のフォローアップ、早期の診断評価、また支援につながる可能性が考えられた。感覚特性への積極的な介入がASD児の睡眠の質、さらには認知機能や実行機能の改善が得られるかが今後の研究課題である。
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