研究課題
若手研究
本研究では,認知神経科学に基づき,ものづくり学習において教示方法の違いが及ぼす学習効果の検証を行った。具体的には,木材加工学習を取り上げ,教示方法の違いが及ぼす学習成績を確認するとともに,NIRS(Near Infra-Red Spectroscopy)脳計測装置を用いて脳血流量の変化を計測した。その結果,学習指導に役立つ有益な示唆を得ることができた。
本研究では感情の変化を伴う教示を与えることにより,どのような学習効果が得られるのか,脳機能計測手法を適用し,認知神経科学の視点から研究を展開した。感情の変化を伴う教示に効果があれば,学習効果を高める指導法を教育現場に提供することが可能となり有意義であると考える。脳活動データに基づいて学習プログラムを作成することは,社会的にも強く要請されている科学的根拠に基づく教育を実施する上で重要であり,教育と認知神経科学を密接に関連させた研究の発展につながる。
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Proceedings of EdMedia + Innovate Learning
ページ: 297-302
Proceedings of E-Learn: World Conference on E-Learning in Corporate, Government, Healthcare, and Higher Education
巻: - ページ: 108-113