研究課題
若手研究
本研究の成果として子どもの学びや遊びを広く捉え社会文化的視点から子ども同士の発話だけでなく、ジェスチャー、コミュニティでの位置付け、大人や他の外部者との関わりから学びについて分析を行ったことである。その中でアフリカにおける哲学的視点を採用したことについても、新しい研究の広がりや可能性を感じさせるものになり、成果の一つとして示すことができる。教師教育に関する取り組みは、コロナ感染症拡大のため、現地で十分に行うことが難しかったものの、ケニア人の授業研究における省察からケニアにおける授業研究の特徴や教師の考え方の特徴を社会文化的視点から分析できたことも、アフリカの教育への貢献へと繋がった。
アフリカの教育現象を理解するために社会文化的視点から、彼らの学習の方法や学習の解釈を多面的に行ったこと。子どもの発話についてはジェスチャーや他の人々との関わりにまで分析対象を含めたことで、ザンビアの子どもたちが置かれている社会的・文化的状況を把握し、日本や他国とは異なる社会性・文化性を捉えた。また、ケニア人の教師の考え方を比較分析することで、彼らの独自の考え方が彼らが置かれた環境や社会文化的状況に影響を受けていることを明らかにすることができた。またそれらの得られた学術的な視点やアイデアを次の科学研究費に活用することができ、新しい研究の展開が見られたことを大きな成果として示すことができる。
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すべて 国際共同研究 (4件) 雑誌論文 (8件) (うち国際共著 3件、 査読あり 6件、 オープンアクセス 4件) 学会発表 (11件) (うち国際学会 3件、 招待講演 1件) 図書 (11件) 備考 (4件)
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