研究課題/領域番号 |
18K13219
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09060:特別支援教育関連
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研究機関 | 大阪教育大学 |
研究代表者 |
野田 航 大阪教育大学, 教育学部, 准教授 (70611440)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | データに基づく意思決定 / カリキュラムに基づく尺度 / データマネジメントシステム / response to intervention / プログレス・モニタリング / 算数 / アプリケーション / Response to intervention / Response to Intervention |
研究成果の概要 |
本研究では,①算数のカリキュラムに基づく尺度(算数CBM)の信頼性の検証,②データに基づく意思決定による介入効果の検証,③データマネジメントシステムの開発を行った。①については,開発した算数CBMは再検査信頼性および代替形式信頼性が確認された。②については,放課後等デイサービスに通う児童を対象とした個別介入および公立小学校における学校規模介入によって,算数CBMを活用した介入の効果が示された。③については,csvファイルを読み込むことで,学校・学年・学級・個人の各レベルによるグラフ化等が簡便に実施可能なアプリケーションおよび各CBM課題を実施可能なアプリケーションが完成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
特別なニーズのある子どもの学力に対する支援は喫緊の課題であり,学校環境で実施可能なシステム構築が求められている。本研究では,算数領域を対象として,データに基づく意思決定を基盤とする学校システムの構築のために,アセスメントツールの信頼性を確認し,ICTを活用して実施できるアプリケーションを開発した。さらに,アセスメントから得られるデータの蓄積と分析を容易にするアプリケーションを開発し,データに基づく意思決定による介入効果の検証を行った。介入効果が実証された支援方法について,ICTを活用したシステムを開発することで,学校現場においても実行可能性と持続可能性の高い支援モデルを構築することができた。
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