研究課題/領域番号 |
18K13262
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分09080:科学教育関連
|
研究機関 | 福井大学 |
研究代表者 |
口分田 政史 福井大学, 学術研究院教育・人文社会系部門(教員養成), 講師 (50806635)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | 確率概念 / 期待値 / 小学校 / 認識調査 / 期待値判断 / リスク概念 / 確率 / 横断的調査 / リスク / 期待値概念 / 教材開発 / 小学生 / 子どもの認識 / 消費者力 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,国内の小学校段階における学習者が持ち合わせている確率概念に関わる認知内容の特徴を解明した上で確率教材を開発し,授業実践を通してその効果を検証することであった。研究の成果として,まず調査研究を通して,小学校段階の学習者は,確率の大きさだけでなく,起こる事象の価値の大きさも考慮して不確実な事象に対処していることが明らかとなった。次に実践研究を通して,学習者の認知内容を踏まえて開発した確率教材の効果と課題が明らかとなった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
スマートフォン利用者の低年齢化に伴い新たな消費スタイルが浸透していく中,小学校段階の学習者の不確実事象に対する合理的な判断力の育成は喫緊の課題である。しかし数学の他領域に比べると小学校段階における確率領域の研究成果の蓄積は十分とは言えない。本研究で得られた確率概念に関する認知内容の特徴や実践の効果に関わる知見は,実証的な立場から検証されたものであり,小学校段階における確率学習への示唆を与えるものである。これらの意味から学術的にも社会的にも意義があったものと考える。
|