研究課題/領域番号 |
18K13307
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分10020:教育心理学関連
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研究機関 | 兵庫教育大学 (2019-2021) 金沢学院大学 (2018) |
研究代表者 |
森本 哲介 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 准教授 (90780966)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | ポジティブ心理学 / 強み / 強み受容 / 人間関係 / 心理教育プログラム / 強みの活用 / 強みの認識 / 他者の強み / ウェルビーイング / 心理学的介入プログラム / キャリア形成 |
研究成果の概要 |
本研究では,自己の強みの受け容れやすさについての特徴を明らかにし,ウェルビーイングへの影響過程について検討することを目的とした。研究1では,強みプログラム参加協力者にインタビューを行い,強み受容の特徴を検討した。研究2では,強み受容尺度を開発した。研究3では,強みの受け入れやすさの特徴を生活環境等から検討し,さらに強みの受け入れ方によるタイプわけ行った。研究4から研究6では強み受容尺度と他の心理尺度との関連を検証し,強みを受け入れることが様々な面でウェルビーイングによい影響を与えることが示された。研究7では,強み受容がウェルビーイングに影響を与える過程について構造方程式モデルにより検証した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、強みの受け入れやすさに焦点を当てて研究した。調査の結果、強みを受け入れにくい者がおよそ4割弱の割合で存在することが明らかとなった。これには文化的な要因も考えられた。強みの受け入れることは、全般的に人のウェルビーイングに寄与するものであり、強みの受容を促進することによる対自・他者関係への負の影響は本研究による検証ではみられなかった。これまでの心理学的研究では自己のネガティブな側面を受け入れることについての研究や支援方法に焦点が当てられていたが、強みの受け入れやすさ(にくさ)に焦点を当てた研究や支援方法の開発の必要性を示したことは学術的な意義があると考えられる。
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