研究課題/領域番号 |
18K13308
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分10020:教育心理学関連
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研究機関 | 静岡福祉大学 |
研究代表者 |
小川 翔大 静岡福祉大学, 社会福祉学部, 講師 (90805409)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2019年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 自尊感情の変動性 / 友人関係 / 慰め / サポート / セルフコンパッション / 友人関係の発達 / 自尊感情 / ソーシャルサポート / 青年期 |
研究成果の概要 |
本研究では,大学生を対象に質問紙調査と面接調査を行い,友人関係における自尊感情の高さと変動性による慰め効果の個人差を解明した。その結果,自尊感情が低く安定した人は,慰められた時の感謝が相対的に低く,慰めを含む友人との情緒的な交流で躊躇しやすいことが明らかとなった。さらに本研究では,尺度評定で自尊感情の変動性を測定する,知覚された自尊感情の変動性尺度(P-SEI尺度;Howard, 2017)の日本語を作成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
青年の友人関係では「近づきたい-近づきすぎたくない」というジレンマがあり,親密な深い関係が築きにくい。本研究は慰め行為の個人差を検討して,この友人関係の特徴は自尊感情が低く安定した人でみられやすいことを解明した。本研究の成果は,教育的支援に向けた青年期の理解において社会的意義がある。また,従来の方法よりも簡便に自尊感情の変動性が測定できる日本語版P-SEI尺度を作成した点で学術的意義がある。
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