研究課題/領域番号 |
18K13309
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分10020:教育心理学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
伴 碧 大阪大学, 基礎工学研究科, 特任助教(常勤) (30755658)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2018年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | ヒューマンロボットインタラクション / 擬人化 / 描画 / 幼児 / 想像力 / 子ども / 相互作用 / ロボット |
研究成果の概要 |
本研究では,ロボットとの関わりのなかで,子どものロボットに対する擬人化を引き出す方法について検討を行った。幼児期の子どもを対象に,機械的な見た目のロボットと同じ遊びを行う群と,異なる遊びを行う群を設定した。また,子どもには,遊びの前後でロボットの描画を行ってもらい,ロボットを擬人化して描くかを指標として用いた。その結果,遊び後の描画において,ロボットと同じ遊びを行う群は異なる遊びを行う群よりも,ロボットの目や顔を描く割合が高いことが示された。つまり,本研究から,ロボットと同じ行動を取るといった関わり方をとることで,子どものロボットに対する擬人化を引き出せることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ロボット産業は,今後20年で現在の約10倍の市場に成長することが予測されており,パートナーロボットの市場は,特に大きな成長が見込まれている。それにもかかわらず,ロボットとどのような関わりを持つことが子どもにとって望ましいかについて,未だ研究が少ない。そのため,本研究において,子どもがロボットと遊ぶなかで,ロボットの擬人化を引き出し,ロボットと自然なコミュニケーションをもてる関わり方を明らかに出来たことは,将来的に教育現場や家庭にロボットが導入された際,子どもが怖がったり,飽きたりしないための具体的かつ有益な知見となることが期待される。
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