研究課題/領域番号 |
18K13332
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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研究機関 | 株式会社国際電気通信基礎技術研究所 |
研究代表者 |
川島 一朔 株式会社国際電気通信基礎技術研究所, 脳情報通信総合研究所, 研究員 (90773292)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | マインドワンダリング / メタ的気づき / ニューロフィードバック / 機械学習 / メタ解析 / システマティックレビュー / 心拍誘発電位 / 脳波 / EEG microstate / デフォルトネットワーク / セイリエンスネットワーク / 瞳孔径 / 条件づけ |
研究成果の概要 |
マインドワンダリング (Mind-Wandering: MW) とは、現在取り組んでいることに注意を払わず、自身の過去や未来についてなど、内的な事柄について考えてしまうことを指す。MWは無自覚なまま発生し、進行する。 MWの存在へ自ら気がつく能力を、MWへのメタ的気づき能力と呼ぶ。近年、MWへのメタ的気づき能力は、MW傾向の悪い側面を抑えつつ、良い側面をより上昇させる変数として注目されている。本研究は、脳波とAIを用いた古典的条件づけを用い、MWへのメタ的気づき能力を実験操作する手法を初めて開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
MWへのメタ的気づき能力が人の精神的健康や創造性に与える影響については、多くの先行研究で言及されている。しかし、メタ的気づき能力を操作する手法が存在しなかったために、その科学的解明は進んでいなかった。本研究計画によって得られた成果は、メタ的気づきに関する研究のブレイクスルーとなりうる。本研究成果についてプレスリリースを出したところ、国内外のメディア(Daily Mail, New York Post, 産経新聞など)に、成果についての記事が掲載された。このことから、社会に対して強いインパクトをもった研究成果であったといえる。
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