研究課題/領域番号 |
18K13338
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
紺谷 恵子 金沢大学, 医学系, 協力研究員 (70815563)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 強迫性障害 / 思春期 / 青年期 / 家族 / 認知行動療法 / 児童 / 暴露反応妨害法 / 児童青年期 / 家族包括的治療 |
研究成果の概要 |
初年度は、治療プログラムの作成、被験者のリクルート、プログラムをの実施(1例)を行った。実施例では強迫症状および評価尺度の改善を認めた。2019年は研究者の異動のため一時的にリクルートを中止した。その後は金沢大学附属病院にてリクルートを再開し、新たにプログラムの実施(1例)を行った。研究期間中、新型コロナウイルスの感染拡大や緊急事態宣言が重なったため、被験者のリクルートは困難であった。2021年7月31日で被験者募集は終了した。 2022年度は学会にて研究報告を行った。当研究参加症例の治療と評価尺度の経過を総括し、第63回日本児童青年精神医学会総会でポスター発表を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
強迫性障害はうつ病に次いで高率にみられる疾患である。強迫性障害に対する治療では、薬物療法と認知行動療法が推奨されている。平均発症年齢は19.5歳と若く、男女とも50%以上が20歳までに発症すると報告されている。強迫性障害の治療に家族が参加することで、治療効果が高まると報告されている。しかし本邦では、児童青年期の強迫性障害に対する、家族介入を伴う治療プログラムは確立していなかった。本研究では、家族が治療に参加するプログラムを作成した。このプログラムにより、今後の児童青年期の強迫性障害へのアプローチが発展すると考えられる。
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