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出来事の想起と感情状態が時間認知に及ぼす影響:日米比較による文化差の検討

研究課題

研究課題/領域番号 18K13340
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分10030:臨床心理学関連
研究機関京都大学

研究代表者

千島 雄太  京都大学, こころの未来研究センター, 特別研究員(PD) (30779608)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
キーワード時間認知 / 文化比較 / 感情
研究成果の概要

時間的認知(time/ego-moving)の測定が可能なアニメーション課題を開発した。この課題を使用した文化比較実験の結果、ポジティブな未来を思い浮かべた場合と、ネガティブな過去を思い浮かべた場合は、アメリカ人の方が日本人よりもego-movingの選択率が高かった。これは、アメリカ人では嫌な過去からは遠ざかり、望ましい未来に近づくという傾向が強いことを示唆している。また、この文化差は、アメリカ人における人生のコントロール感の強さによって説明可能であることを示した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

これまでの先行研究において、time/ego-movingの測定は、意味が二通りに取れる曖昧な英語の文章を用いて行われてきたが、これを他言語に翻訳した場合にうまく測定できないことが報告されてきた。本研究ではアニメーション課題を開発し、ほとんど言語を介さずに、時間認知を測定できるようになった。英語圏でない文化においてもtime/ego-movingの認知を測定できるツールが開発されたことは、国内だけでなく国際的な観点から貢献度が高いと考えられる。また、新たな課題を用いて、時間認知の文化差やそれを説明する要因を解明したことは、文化理解の促進に寄与するものである。

報告書

(4件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 国際共同研究 (1件) 備考 (1件)

  • [国際共同研究] Wilfrid Laurier University(カナダ)

    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [備考] 千島雄太の個人ページ

    • URL

      https://sites.google.com/view/yutachishima/home

    • 関連する報告書
      2020 実績報告書

URL: 

公開日: 2018-04-23   更新日: 2022-01-27  

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