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滑動感:ヒトの運動知覚に対する超高速情報の寄与

研究課題

研究課題/領域番号 18K13373
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分10040:実験心理学関連
研究機関新潟大学 (2019-2022)
成蹊大学 (2018)

研究代表者

中嶋 豊  新潟大学, 人文社会科学系, 准教授 (90513036)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワード運動知覚 / 高速情報処理 / 高速プロジェクタ / 動きの滑らかさ / 高速運動知覚 / 超高速情報 / 滑動感
研究成果の概要

本研究では,最大5000 Hzのリフレッシュレートを設定可能な高速プロジェクタを活用し,超高速情報により提示される運動知覚を滑動感と定義することで,こうした動きの知覚特性について検討した.その結果1)時空間密度が動きの連続性の知覚に与える影響については,空間密度の寄与が大きい可能性,2)時間密度(Duty比とリフレッシュレート)が知覚印象について与える影響については,本研究で用いた刺激の範囲では時間密度の違いの影響は小さい可能性,また,3)運動刺激とオノマトペの印象評定の相関から,運動情報だけではなくコンテンツ(刺激パタン)の影響を受けることを示唆する結果を得た.

研究成果の学術的意義や社会的意義

従来の方法におけるコマ打ち操作では,必然的に情報の時空間密度が低下する.そのため特に高速移動映像は離散的に表示せざるを得ず,動きの滑らかさについての詳細な検討が困難であった.本研究は,高速プロジェクタにより従来を遥かに超えた連続的な高速移動映像を提示することで,動きの滑らかさの知覚における空間密度の寄与を示した点に意義がある.また,本研究で得られた成果は,今後のディスプレイ開発におけるリフレッシュレート設計に対して寄与するだけではなく,映像コンテンツを作成する際の参考ともなり得ることから,ハード,ソフトの両者において映像提示技術へ寄与する点において社会的意義のあるものと考える.

報告書

(6件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2021 実施状況報告書
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて 2023 2022 2020 2019

すべて 雑誌論文 (2件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] 映像フレームレートとDuty比が動きの滑らかさ知覚に与える影響2023

    • 著者名/発表者名
      中嶋豊・入山凪沙
    • 雑誌名

      映像情報メディア学会技術報告

      巻: 47 ページ: 33-36

    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [雑誌論文] 動きの滑らかさ知覚とDuty比の関係2022

    • 著者名/発表者名
      中嶋豊,入山 凪沙
    • 雑誌名

      映像情報メディア学会技術報告

      巻: 46 ページ: 13-16

    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
  • [学会発表] 映像における時空間的重なりが動きの連続性知覚に与える影響2020

    • 著者名/発表者名
      中嶋豊
    • 学会等名
      日本心理学会第84回大会
    • 関連する報告書
      2020 実施状況報告書
  • [学会発表] 高時間解像度による映像提示が運動知覚に与える影響2019

    • 著者名/発表者名
      中嶋豊・宮下優衣
    • 学会等名
      日本視覚学会2019年冬季大会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2024-01-30  

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