研究成果の概要 |
偏極代数多様体、特にファノ多様体のK安定性を、極小モデル理論を背景とする双有理幾何学的な視点で考察した。ファノ多様体のK安定性の判定法として強力な「付値判定法」を推し進めたAbban-Zhuangの理論を用いるなどすることで、Araujo, Castravet, Cheltsov, Kaloghiros, Martinez-Garcia, Shramov, Suess, Viswanathan との共同で、全ての非特異3次元ファノ多様体の族の一般元がいつK安定かどうかを完全に決定することに成功し、本として出版予定である。
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