研究課題/領域番号 |
18K13539
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分15010:素粒子、原子核、宇宙線および宇宙物理に関連する理論
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
野海 俊文 神戸大学, 理学研究科, 助教 (30709308)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | インフレーション / 弦理論 / 大統一理論 / 余剰次元 / 非ガウス性 / 有効場理論 / 共形場理論 / インフレーション宇宙 / 散乱振幅 |
研究成果の概要 |
初期宇宙の加速膨張「インフレーション」の膨張エネルギーは典型的に10の14乗GeVにも迫る。これは世界最大の加速器 Large Hadron Collider の衝突エネルギーより10桁も高く、大統一理論や弦理論をも視野に捉える。本研究では、インフレーションを超高エネルギー加速器「Cosmological Collider」とみなし、高エネルギー理論が予言する「新粒子」を探査する手法を理論的に開発した。特に、低エネルギー有効理論の視点を取り入れることで、大統一理論や余剰次元理論が予言する「重い新粒子」を探索する手法を提案した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
インフレーションを用いると、地上の加速器では手が届かない「超高エネルギー領域」を探索できると期待される。本研究成果では、インフレーションで探索可能なエネルギー領域を拡大し、余剰次元や力の統一といった「高エネルギー理論のアイディア」を実験的に検証する手法を提案した。今後の宇宙観測実験のデータを合わせることで、素粒子と重力を統一的に記述する「高エネルギー究極理論」の実験的検証が可能になると期待される。
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