研究課題/領域番号 |
18K13583
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分16010:天文学関連
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研究機関 | 新潟大学 (2019-2020) 関西学院大学 (2018) |
研究代表者 |
飯田 佑輔 新潟大学, 自然科学系, 准教授 (10706328)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 太陽物理学 / 天文学 / ビッグデータ / 画像認識 / 磁場 / 対流 / 黒点 / 深層学習 / 太陽ダイナモ / 太陽 / 乱流 / 天文 / 宇宙科学 / 画像、文章、音声等認識 |
研究成果の概要 |
本研究計画は、これまでの太陽観測衛星観測により蓄積された太陽表面磁場観測ビッグデータを用いて、現在の主流となっている太陽ダイナモ理論モデルの検証を行った。その鍵となっているのは、研究代表者が開発する磁気要素の自動追跡アルゴリズムであり、それをより効率化することで、衛星画素の1/100程度の太陽表面磁場の微小な運動を検出することが可能となった。それにより、子午面環流の直接検出が可能となり、太陽ダイナモモデルで仮定される子午面還流の扱いの妥当性を示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果は、これまでに間接的に示されてきた子午面還流について、より直接的な測定を可能としたものである。子午面還流は、太陽対流層の南北方向の流れのことを呼び、現在の太陽ダイナモ理論モデルでは、その周期を決める非常に重要な流れ場である。しかし、その大きさはとても小さく磁気要素の運動から直接検証することは難しかった。よって、本研究成果は太陽ダイナモ問題に対して新しい一歩を踏み出したものである。一方で、私たちが住む地球周辺宇宙は太陽活動周期性の影響を大きく受けている。そのため、これからの人類の宇宙進出にあたり、重要となるであろう礎を築くものである。
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