研究課題/領域番号 |
18K13631
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分17040:固体地球科学関連
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研究機関 | 神戸大学 (2019-2020) 東京大学 (2018) |
研究代表者 |
南 拓人 神戸大学, 理学研究科, 助教 (90756496)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 火山 / 比抵抗構造 / 阿蘇 / 人工電流 / ACTIVE / 比抵抗 / 電磁気 / モニタリング / 伊豆大島 / 異方性 |
研究成果の概要 |
本課題では、人工電流を用いるACTIVEと呼ばれる電磁探査手法と、自然の電離圏擾乱を用いるMT法と呼ばれる電磁探査手法を用いて、阿蘇火山と伊豆大島火山のマグマの通り道である火道の電気底性質である比抵抗構造が、火道の形状に沿った異方性を持つ可能性について研究した。本課題では、伊豆大島において、MTとACTIVEの合同観測を実施したのに加え、阿蘇山においてACTIVEの定常観測を試し、成功した。これらの観測で得られたデータは現在も解析中であり、本課題の研究内容は、基盤研究B「水蒸気噴火に関わる阿蘇山地下熱水系の観測的研究」に引き継がれている。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで、火山活動のモニタリングの主役は、地震観測・全磁力観測・地殻変動観測などであり、電磁探査による比抵抗構造探査が、火山活動のモニタリングに使用されたケースは少ない。本課題では、初めて、阿蘇山のように活発な火山で連続観測を試験した。結果、火山ガスの影響で長期の観測は叶わなかったが、観測機材の機密性向上が重要な課題であることが明らかとなり、今後の電磁気学的な火山モニタリングの大きな一助となった。
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