研究課題/領域番号 |
18K13736
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分21010:電力工学関連
|
研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
今野 佳祐 東北大学, 工学研究科, 准教授 (20633374)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
|
キーワード | フェーズドアレーアンテナ / リフレクトアレー / レーダー / フェーズドアレー / アレーアンテナ / モーメント法 |
研究成果の概要 |
本研究においては,非同一形状の八木・宇田アンテナあるいは対数周期ダイポールアレーアンテナを用いた忍者アレーアンテナが提案され,その散乱特性と放射特性が明らかにされた.その結果,アレーアンテナとしてのビーム走査性能を損なうことなく,モノスタティックレーダーに不可視性なアレーアンテナを実現できることが明らかになった. 関連研究として,アレーアンテナの電流分布推定法の研究,アレーアンテナの高速な数値解析法の研究,アレーアンテナを用いた無線電力伝送の研究,アレー水平方向へのビーム走査を行うリフレクトアレーの研究を実施した.これらは全て,本研究を進める中で得られた知見やアイディアがベースとなっている.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で実現したアレーアンテナは、セキュリティ上の観点から重要な意義を持つ。アレーアンテナは、空港のボディスキャナーや航空・気象レーダーに用いられることが多く、その性能は秘匿すべきである。その一方で、このようなアレーアンテナは周期構造を持つので、後方散乱が大きくなり、モノスタティックレーダーに捕捉されやすい。本研究で提案する忍者アレーアンテナが実現されたことで、後方散乱の小さいフェーズドアレーを実現する見込みができ、レーダーとしての機能を損なうことなく、このようなセキュリティの脆弱性を解消することができる。したがって、本研究の果たす社会的意義は大きい。
|