研究課題/領域番号 |
18K13746
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分21010:電力工学関連
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研究機関 | 滋賀県立大学 |
研究代表者 |
平山 智士 滋賀県立大学, 工学部, 講師 (70759274)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2019年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 直流遮断 / 電磁流体解析 / 外部印加磁場 / アーク放電 / ガス遮断器 |
研究成果の概要 |
本研究では,外部印加磁場によりアーク放電の特性を制御できる点に注目し,新たな直流遮断技術として磁気スパイラルアーク方式を提案し,3次元非定常電磁流体解析により,提案手法の有効性を検討した。解析結果より,磁場を印加しない場合には電流零点が生じない条件においても,外部磁場の印加により速やかに電流零点が生じることを示し,直流遮断における外部磁場印加の有効性を示唆することができた。さらに,スパイラルアークの形成に必要な外部印加磁束密度とその分布に関する指針を示すことができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,ネットワーク型直流送電システムの実現に向けた技術課題の一つである高速度直流遮断技術に対して,外部印加磁場を利用した新たな直流遮断方式として磁気スパイラルアーク方式を提案しており,申請者の独自のアイディアに基づくものである。さらに,提案方式の有効性を示せたことで,新たな機械アーク方式直流遮断器の開発に対して大きなインパクトを与えるものと考えている。また,強い外部磁場が印加された遮断器内部のアーク放電の3次元非定常挙動を解析した研究はほとんど報告されておらず,アーク放電の消弧現象の理解という学術的な観点からも大いに意義のある成果であると考えられる。
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