研究課題/領域番号 |
18K13811
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分22010:土木材料、施工および建設マネジメント関連
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研究機関 | 一般財団法人電力中央研究所 (2019) 横浜国立大学 (2018) |
研究代表者 |
小松 怜史 一般財団法人電力中央研究所, 地球工学研究所, 主任研究員 (00732869)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | コンクリート床版 / 防水層 / アスファルト舗装 / 数値シミュレーション / 温度応力 / 水蒸気圧 / コンクリート / 熱応力 / せん断疲労 / 爆裂 |
研究成果の概要 |
アスファルト舗装敷設時,コンクリート床版上面に微細ひび割れが発生するか否かを実験で確認した.また,微細ひび割れが生じたコンクリートに,交通荷重を模擬したせん断疲労試験を実施した.さらに,微細ひび割れが生じた試験体を数値シミュレーションで再現し,微細ひび割れ発生の原因を分析した. 一連の検討の結果,①仕上げ面から1~2mm付近に微細なひび割れが入るケースが確認された.対策としては,コンクリートの含水率を下げること,仕上げ面に脆弱部を残さないこと,空気量を十分確保することである.②微細ひび割れは舗装の早期劣化につながる.③微細ひび割れは熱応力およびコンクリート内圧の両方が上昇したときに発生する.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
防水層はコンクリート床版への水の浸入を防ぐ目的で開発が進み,現場に敷設されてきている.しかし,今回の一連の検討結果から,コンクリートに存在する(入った)水が逃げるという観点で見直すと,防水層が不利に働く場合があることが示された.本研究成果は防水層の開発の一つの方向性を示しているだけでなく,舗装・防水層・コンクリートが一体となって防水システムを考える必要があることを明示していると考えている.
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