研究課題/領域番号 |
18K13837
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分22040:水工学関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
田中 智大 京都大学, 地球環境学堂, 助教 (20793798)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 洪水リスク評価 / 三大都市圏 / 荒川流域 / 庄内川流域 / 淀川流域 / 気候変動 / 全球気候モデル / d4PDF / 分布型降雨流出モデル / 同時氾濫確率 / 同時被災リスク / リスクカーブ / コピュラ関数 / 内外水氾濫 / 同時洪水リスク / 確率豪雨発生モデル / 内外水氾濫一体型モデル |
研究成果の概要 |
近年,毎年のような豪雨によって河川の堤防を超える洪水が頻発化し,甚大な被害が発生している.今後の気候変動によりさらに甚大な被害が予想されることを見据え,本研究では,特に甚大な経済的損失が予想される関東・中部・関西圏の主要都市を含む荒川流域,庄内川流域および淀川流域を対象に洪水流と洪水被害金額をコンピュータシミュレーションするプログラムを構築した.特に,淀川では流域面積が大きさことを考慮して,降雨の空間的な分布を考慮して豪雨の発生頻度を設定するモデルを構築し,庄内川では下水氾濫の頻度が高い名古屋市の下水道モデルを構築するなど,各流域の特性を反映した洪水被害算定モデルを構築した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今後,南海トラフと同様に大型台風による複数都市の氾濫リスク評価へのニーズがさらに高まることが予想される.本研究で構築したモデルは,最新の気候変動予測データを活用して大都市圏の洪水氾濫リスクを評価する手法として活用が期待される.大都市圏の洪水氾濫リスクモデルは,従来の河川整備による治水だけでなく自然災害保険を含めたリスクファイナンスによる洪水リスク管理に向けた基礎資料を提供することが期待できる.
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