研究課題/領域番号 |
18K13838
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分22040:水工学関連
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
中谷 祐介 大阪大学, 工学研究科, 助教 (20635164)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | 河面観測システム / AIを利用したカメラ画像解析 / スカム動態予測モデル / 感潮河川 / 浮遊汚泥スカム / 現地調査 / 画像解析 / 数値シミュレーション |
研究成果の概要 |
下水道越流水が流入する都市河川では,降雨後に大量の浮遊汚泥(スカム)が河面を埋め尽くす.スカムは水域生態系や生活環境に悪影響を及ぼすことから,早急な解決が強く望まれている.本研究では,大阪府寝屋川水系~大阪市内河川を対象として,感潮河川網で発生するスカムの動態を明らかにし,具体的な解決策を提案することを目標とした. 定点カメラを用いた河面観測ネットワークを構築し,カメラ画像からスカムを連続・定量的に判別できるAIを用いた解析により,スカムの挙動特性と浮遊・発生箇所を明らかにした.また,粒子追跡モデルをベースとしたスカム動態予測モデルを開発し,スカムが発生・集積しやすい地点を推定した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は実態が不明なスカムの動態を明らかにし,解決策を提案することを目標としており,現地調査やAI,数値流動モデルなどを駆使して取り組んだ.得られた知見は,実際の行政施策にも活用されるよう,河川管理者(大阪府)に積極的に情報提供を行った.実際に,府のスカム対策部会が新たに立ち上げられるなど,スカム問題の解決に向けた取り組みが活発化しており,本研究の成果も活用して具体的な対策が講じられている.
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