研究課題/領域番号 |
18K13869
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分23010:建築構造および材料関連
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
秋吉 善忠 大分大学, 理工学部, 助教 (40713467)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2021年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 中性化 / フライアッシュ / 高炉スラグ微粉末 / 吸水性 / 透気性 / 細孔 / 混和材 / 吸水試験 / 鉄筋腐食 / 透気試験 / 細孔量 / 自然電位 / 透水性 |
研究成果の概要 |
促進環境および実環境において,フライアッシュ(FA)および高炉スラグ微粉末(BFS)を用いたコンクリートの中性化深さ,表面吸水性,透気性および比抵抗等について各種実験を行い,混和材の種類や置換率がコンクリートの中性化抵抗性に及ぼす影響について検討した。中性化深さが時間の平方根に比例すると仮定して算出した,混和材コンクリートの中性化速度係数は,混和材の中性化抵抗性に対する貢献度(kc)を用いた等価な水セメント比[W/C’, C’=C+k×FA (or BFS)]を用いて推定可能であること,kcは混和材の種類や置換率、W/C’によって異なること等がわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
鉄筋コンクリート構造物の中性化に対する耐久性の照査を行うにあたっては,コンクリートの中性化抵抗性や,鉄筋の腐食に影響する吸水性や透気性を適切に評価する必要がある。本研究では,混和材の種類や置換率を変化させ,さらに実環境の雨掛りによる影響を考慮し定期的に水を供給する促進環境条件で各種試験を行っており,実環境における混和材コンクリートの中性化抵抗性を評価する上で貴重なデータ・知見が得られたといえる。また,本実験で得られたデータと既往の研究データを用い,混和材の種類や置換率によって変化する中性化抵抗性に対する貢献度kcによる影響を考慮することで,汎用性の高い中性化深さ予測式の構築を試みている。
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