研究課題/領域番号 |
18K13876
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分23010:建築構造および材料関連
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研究機関 | 国立研究開発法人建築研究所 |
研究代表者 |
松沢 晃一 国立研究開発法人建築研究所, 材料研究グループ, 主任研究員 (20534051)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2019年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | あと施工アンカー / 引抜き特性 / 環境温度 / 引抜き耐力 / 温度 |
研究成果の概要 |
本研究では,あと施工アンカーが部材表層に施工されたコンクリート構造物が,80℃程度までの温度環境下にさらされた際の引抜き耐力を明らかにすること,また,温度環境を対象とした試験方法の小型化という観点から検討を行った。 その結果,あと施工アンカーの引抜き特性に及ぼす環境温度の影響を実験的に明らかにした。また,クリープ試験の小型化に関しては,課題を抽出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
構造物で熱の影響を最も受ける部分は部材表層部であるが、その表層部には設備機器の取付けなどのためにあと施工アンカーが用いられている場合が少なくなく、あと施工アンカーの引抜き特性が100℃未満の温度変化においても変化することが示されている。そこで、本研究では、あと施工アンカーの引抜き特性に及ぼす温度条件を明らかにした。また、解析により、あと施工アンカーの引抜き特性に関する予測手法確立のための構成則などを整理した。 本研究における成果は、今後、異なる温度環境下における、あと施工アンカーの引抜き耐力などの予測に資するデータとなり、設備機器の取付けなどにおける安全性の評価に用いることができる。
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