研究課題/領域番号 |
18K13904
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分23030:建築計画および都市計画関連
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研究機関 | 東京家政学院大学 (2020-2022) 名古屋女子大学 (2018-2019) |
研究代表者 |
青柳 由佳 東京家政学院大学, 現代生活学部, 助教 (60713724)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2020年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2019年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 木造建築構法 / 民家 / 植物資源 / 土地利用 / 木造構法 |
研究成果の概要 |
本研究は植物資源の循環利用が江戸時代から戦後頃まで各地域で行われていたという仮説に基づき、その仕組みを現存する伝統的な民家や土地利用図を資料として明らかにすることを目的とした。主な研究対象地は植生が異なり、伝統的な民家が多数現存する、奄美大島と飛騨・木曽地方である。奄美大島では特徴的なヒキムン構法民家を対象として現地での実測調査を行い、奄美大島の中においてヒキムン構法民家の地域性を明らかとし、その構法的差異を土地利用に基づき考察を加えた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これからの循環型社会構築に向け、数年で成長する循環利用可能な植物資源を建材の一部に利用することは今後ますます重要になると考えられ、その知見を現存する伝統的な民家や土地利用図を資料として明らかとすることに本研究の社会的意義がある。また民家はその地域の生業を反映して発展してきたため、生業の基盤を形成する土地利用を明らかにし、植物資源を利用してつくられた民家構法を解明する点に本研究の学術的意義がある。加えて研究対象地域の奄美大島は特徴的なヒキムン構法が現存し、横架材を柱に落とし込む構法は本州で現在多く見られるものとは異なり、その類型を明らかとした。今後、住宅構法の起源を探る上で新たな知見が得られた。
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