研究課題/領域番号 |
18K13912
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分23040:建築史および意匠関連
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
宮本 慎宏 香川大学, 創造工学部, 准教授 (80505694)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 伝統構法木造建物 / 重要伝統的建造物群保存地区 / 構造特性 / 限界耐力計算 / 土塗壁 / 南海地震 / 地震観測 / 被害推定 |
研究成果の概要 |
本研究では、四国地方の重要伝統的建造物群保存地区である香川県丸亀市、愛媛県内子町および高知県室戸市を対象として現地調査を行い、各地域の伝統構法の木造建物の構造特性を明らかにした。次に、愛媛県内子町における代表的な仕様の実大土塗壁試験体を作製して静的載荷実験を実施し、実験結果を基に代表建物の立体フレームモデルを構築して限界耐力計算による耐震性能評価を行い、効果的な耐震補強工法を検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
伝統構法の木造建物は、地域の気候や風土に適した独特の構法で建てられ、地域によってその構造特性は異なる。南海地震などの巨大地震が高い確率で発生することが予測されている四国地方において、伝統構法の木造建物の構造安全性確保は、地域に残る伝統構法の木造建物の保存活用の面だけでなく、人命確保の面から見ても最重要課題の一つと言える。これらを踏まえ、本研究では、四国地方における伝統構法の木造建物の構造特性を明らかにしたうえで、効果的な耐震補強工法を検討した。
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