研究課題/領域番号 |
18K13946
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分24020:船舶海洋工学関連
|
研究機関 | 国立研究開発法人海洋研究開発機構 |
研究代表者 |
出口 充康 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 研究プラットフォーム運用開発部門, 技術主任 (50725645)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2020年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
|
キーワード | 水中音響通信 / マルチパス / ドップラーシフト / 信号処理 / 判定帰還型等化器 / 時間変動 / 非定常 / デジタル通信 / 音響通信 / 移動体通信 / チャネルレスポンス推定 |
研究成果の概要 |
特有の課題を有する水中音響通信の分野でも、高速、あるいはロバストな通信の需要が高まってきている。くわえて、小型船舶と水中無人機との通信のように、移動体端末間での通信への期待も高まりつつある。このような高速、あるいはロバストな移動体通信を実現するには、非定常ドップラーシフトへの対応が不可欠である。本研究では、直接波、およびマルチパス波の非定常ドップラーシフトに対して有効な新規手法を提案し、シミュレーション、および実海域試験でその効果を確かめた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、実運用に沿った環境下で非定常ドップラーシフトが通信に与える影響を評価し、さらに、その影響を抑制する手法を提案するとともに、シミュレーションと実験を用いてその動作を確認した点に学術的意義がある。また、小型船舶や水中無人機といった移動体間での音響通信に資する技術である事から、既存の海洋開発におけるIoT化に資するとともに、水中音響通信の確立に必要な条件の緩和に有効な技術であるため、海洋開発への新規参入を容易とする点に社会的意義がある。
|