研究課題/領域番号 |
18K13959
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分25020:安全工学関連
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
池田 善久 愛媛大学, 理工学研究科(工学系), 准教授 (00735318)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | トンネル照明 / LED / プロビーム / ダイナミック制御 / 落下物視認性 / VR / 色温度 / 走行時の視認性 / 視認性 / 高速道路 / 輝度比 / 総視認率 |
研究成果の概要 |
高速道路トンネル照明のダイナミック制御による視認性向上と動的総視認率評価の確立するため、視認性評価用の1/24スケール高速道路トンネル模型を作製し、被験者による視認性評価を実施した。視認性評価はトンネル内100 m先にある20 cm角の指標を落下物に模して行われた。最も大きな成果は、視認性と各種光学パラメータについて多変量解析した結果、落下物指標輝度と背景路面輝度との輝度比と、水平面照度の組み合わせとなり、視認性の大部分は輝度比によって決定されることが明らかとなったことである。また輝度比が1の場合でも色度差がマクアダム楕円(3-STEP)より大きい場合は視認可能であることを確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
トンネル照明を含む交通照明は従来のナトリウムランプや水銀ランプからLEDへの置き換えが進んでいるが、LEDの長所および短所の理解が進まない内に導入されてしまっている。特にトンネル照明では輝度の高いLEDの導入でグレアが目立ち、路面の視認性が著しく低下したトンネルも見受けられる。本研究成果は、トンネル照明をLEDにする場合に最も重要なトンネル内の視認性に寄与する光学パラメータを明らかにしており、学術的意義は高い。また将来トンネル照明設置ガイドラインが見直される場合に、重要な知見を提供することが可能であり、社会的意義としても高い成果を得ている。
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