研究課題/領域番号 |
18K13962
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分25020:安全工学関連
|
研究機関 | 兵庫県立大学 (2020-2021) 神戸市立工業高等専門学校 (2018-2019) |
研究代表者 |
高田 知紀 兵庫県立大学, 自然・環境科学研究所, 准教授 (60707892)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2020年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2019年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 神社の災害リスク / 無病息災マップ / 災害の履歴 / 防災コミュニティ形成 / 無病息災 / 地域防災と健康 / 防災拠点としての神社 / 避難場所・避難所の適切性 / 地域社会における神社 / 災害履歴 / 神社 / 地域防災 / 災害空間履歴マップ / 防災における神社の利活用 / 神社空間の形成契機 / 神社空間 / 空間の履歴 / 緊急避難場所 |
研究成果の概要 |
本研究課題では、南海トラフ巨大地震が発生した際に大きな被害が予想される和歌山県において、神社の立地と由緒を調査することで、過去の災害の履歴を掘り起こした。さらにその成果をふまえて、和歌山市内に位置する伊達神社において、実際に神社を拠点とする防災コミュニティ形成の社会実験を展開した。この社会実験を通して明らかにしたのは、①開かれた神社運営、②協働行為を通じた地域の災害リスクの共有、③住民のインタレストにもとづいた実践の展開、の重要性を示した概念モデルである。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題によって示した神社における防災コミュニティ形成の概念モデルは、伊達神社におけるひとつの社会実験から導き出されたものである。他の地域においても、神社を核とした防災コミュニティ形成を実践しようとする場合に参照価値のあるモデルである。重要なのは、このモデルで示されている要素を参照しながら、各地域の社会的・自然的条件を十分にふまえ、具体的なプロジェクトの計画とマネジメントを展開することである。この点において、本研究課題は神社という伝統的空間について、防災コミュニティという新たな方向性を示したと言える。
|