研究課題/領域番号 |
18K13976
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分25030:防災工学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人防災科学技術研究所 |
研究代表者 |
上米良 秀行 国立研究開発法人防災科学技術研究所, 水・土砂防災研究部門, 特別研究員 (50470125)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 南アジア / 東南アジア / レーダー / データベース / 防災 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、南・東南アジア各国の気象水文機関が配備・運用している既存の気象レーダー群を結集して、熱帯低気圧を視野内におさめることのできる「国境なき広域レーダー観測網」を構築するための基盤データベースを整備することである。各国のレーダー網の配備、運用、データ保管状況の調査を進めて、対象各国を網羅するレーダーの目録を作成した。また、レーダーデータの見本を各国から収集しながら、データベースの要素技術として欠かせないデータ形式変換・品質管理技術の開発を進めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の対象地域は、南アジア東部(インド亜大陸)と東南アジア大陸部(インドシナ半島)である。世界人口の1/4強が暮らしており、災害の引き金となる自然現象に対する人や資産の曝露度が高く、脆弱性も高い。この地域で注目すべき自然現象のひとつが、熱帯低気圧擾乱である。毎年のように襲来する熱帯低気圧がもたらす暴風雨や洪水、地すべり、高潮によって被災する危険性が高く、それを軽減することが喫緊の課題である。各国のレーダーを結集して広域観測網を構築し、熱帯低気圧に一致団結して立ち向かう体制を整えることにより、広域にわたる大雨や暴風を監視する能力が備わる。
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