研究課題/領域番号 |
18K14032
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分26050:材料加工および組織制御関連
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研究機関 | 国立研究開発法人物質・材料研究機構 |
研究代表者 |
光延 由希子 (小川由希子) 国立研究開発法人物質・材料研究機構, 構造材料研究拠点, 研究員 (70814268)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2018年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | マグネシウム合金 / 強加工 / 結晶粒径微細化 / 結晶粒微細化 / Mg合金 / 高強度 / 形状記憶特性 |
研究成果の概要 |
本研究では、形状記憶特性を示し高い強度-延性バランスを有するMg-Sc合金について、結晶粒径微細化に挑戦し更なる特性の向上を行うことを目的とした。 複数の強加工法にてMg-Sc合金を加工しその組織状態を調査した結果、bcc相においてはマルテンサイト変態を生じ結晶粒径の微細化が難しい一方、hcp相においては粒径微細化によりSc添加量を大きく低減しても高い強度-延性バランスが得られることを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Mg-Sc合金は、Mg合金では唯一形状記憶特性を示し高い強度-延性バランスが得られる一方、研究報告例が多くなく基礎的知見が不足していた。このことから、材料の機械的特性向上策として一般にとられる結晶粒径制御に関する知見が得られたことは学術的に意義がある。また、高価であるSc量を大きく低減させても高い機械的特性が得られたことは実用化の可能性を期待させるものであり、社会的にも意義があると考えられる。
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