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浮遊懸濁培養中にヒトiPS細胞にかかる剪断ストレスの新規測定法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18K14064
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分27040:バイオ機能応用およびバイオプロセス工学関連
研究機関大阪大学

研究代表者

堀口 一樹  大阪大学, 工学研究科, 助教 (80791897)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
キーワードiPS細胞 / 浮遊培養 / 剪断ストレス / 加速度 / 塑性流体 / トラッキング / 剪断応力
研究成果の概要

iPS細胞の浮遊懸濁培養における剪断応力の間接的な影響を評価するために,高速度カメラおよび動画トラッキングを用いて,様々な振盪操作(往復および旋回)および振盪速度においてiPS細胞凝集体にかかる剪断応力を加速度として間接的に推定する手法を設計した.培養の結果と比較すると,増殖比において平均加速度に最適値が見られ,また平均加速度が増加するに従って死細胞数が増加する傾向が見られた.また追加検討として,多糖類ポリマーを用いた培地の塑性流体化を行うことで,平均加速度に対する死細胞数の増加を抑制することが確認できた.

研究成果の学術的意義や社会的意義

ヒトiPS細胞は再生医療や創薬スクリーニングに用いる細胞ソースとして有望であり,その大量生産はこれらの応用技術の発展に寄与している.その大量生産においては浮遊懸濁培養が有望であるが,細胞凝集体の浮遊の維持や酸素供給の観点から撹拌が必須となる.本研究成果における剪断応力に対する細胞の応答性の評価は培養システム設計において有用な技術・知見である.また,培地を塑性流体化することによって,剪断応力に対する耐性を向上することができることもヒトiPS細胞の浮遊懸濁培養において重要な知見である.以上、本研究課題はヒトiPS細胞の大量培養に関する重要な知見を明らかにしており,工学的,社会的に有意義である.

報告書

(3件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2019

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] An orbital shaking culture of mammalian cells in O-shaped vessels for the production of uniform aggregates2019

    • 著者名/発表者名
      Ikki Horiguchi, Ikumi Suzuki, Takashi Morimura, Yasuyuki Sakai
    • 雑誌名

      Journal of Visualized Experiment

      巻: 143 号: 143

    • DOI

      10.3791/57922

    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] FCeMシリーズを用いたiPS細胞の3次元浮遊懸濁培養2019

    • 著者名/発表者名
      堀口一樹
    • 学会等名
      第18回日本再生医療学会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [学会発表] せん断応力に着目したヒトiPS細胞凝集体の浮遊培養の設計2019

    • 著者名/発表者名
      長手武尊,堀口一樹,酒井康行
    • 学会等名
      化学工学会第84年会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書

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公開日: 2018-04-23   更新日: 2021-02-19  

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