研究課題/領域番号 |
18K14071
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分28010:ナノ構造化学関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
本多 智 東京大学, 大学院総合文化研究科, 助教 (10711715)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 両親媒性ブロック共重合体 / 自己組織化 / 解重合 / 高分子ゲル / 光反応 / ミセル |
研究成果の概要 |
本研究では、「意図したタイミングで分解可能な高分子を有効利用し、構造の明確な小分子を生成するとともにナノ構造が崩壊する系を構築すること」を目的として掲げた。その結果、高分子量の物質を分子鎖中の特定の箇所で選択的に切断し、低分子量化合物を得る方法論の開発に至った。また、両親媒性ブロック共重合体の疎水鎖をアンジッピングによって短鎖化するとともに分子集合体を崩壊させる前例のない分子集合体操作技術「解重合誘起自己非(脱)組織化(DISD)」の実証に至った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来材料は一般に主鎖中のあらゆる箇所でランダムに分解されるため、分解生成物の構造を制御することは困難であった。また、意図したタイミングかつ温和な条件で積極的に分解するような仕掛けを施す有効な方法論もなかった。本研究成果は、物質の構造をナノスケールおよび分子レベルで自在に制御する技術の一翼を担うと期待でき、環境・エネルギー・ライフサイエンス分野における材料開発に有用な指針を与えると考えられる。
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